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1990 年から2003 年までに制作されたヤノベケンジの彫刻作品を網羅し、社会的背景や当時のアートシーンを概観する、ファン必見の作品集がラムフロムに登場です。
美術家のヤノベケンジ氏(1965年生まれ)は、幼少期に目撃した未来の廃墟(1970年に開催された大阪万博の巨大かつ華やかなパビリオンが壊されていく風景)を創作の原点に、実際に動かしたり身につけることのできる機械彫刻作品で注目を集めてきました。中でも、3歳児用放射能感知服、黄色のミニ・アトムスーツを身にまとい、バーコード頭にちょび髭をつけたキャラクター「トらやん」は、そのユーモラスかつシニカルな姿で注目を集め、時に愛らしい表情でポーランド民謡「森へ行きましょう」を歌い、時にミニチュアサイズで増殖し、時に超巨大ロボットとなって火を噴いて、ヤノベ氏の生み出すフィクションの世界とリアルな現実とを媒介するアートキャラクターとして今も進化し続けています。また最近では、大航海時代に海を旅して世界に広まっていた猫をモチーフに制作された作品「SHIP’S CAT(シップス・キャット)」シリーズも、国内外で人気となっています。
こちらの作品集は、1990年に発表されたヤノベ氏のデビュー作品、隔離タンクの中で瞑想できる体験型の作品《タンキング・マシーン》から、2003年までに制作された彫刻作品と、各作品についての詳細な紹介文、当時の社会背景におけるアートシーンについての考察など、盛り沢山な内容となっております。
この機会にどうぞお買い求め下さい。
【仕様】ソフトカバー A4版/ページ数:カラー60ページ
【サイズ】21.2 x 29.7 x 0.8 cm
【言語】日本語・英語
【出版元】eTOKI
【発売日】2024年2月
【備考】